【ニュース】 釧路湿原野生生物保護センター、展示施設をリニューアルオープン、専門スタッフによるバックヤードツアーを開始 北海道釧路市

2021.08.11
環境省釧路湿原野生生物保護センター(北海道釧路市、環境省釧路自然環境事務所管轄)は、展示コンテンツの刷新と施設機能の拡充を実施し、8月10日にリニューアルオープンした。
また、保護・調査を行う専門スタッフによるバックヤードツアーも開始する。

同センターは、特にシマフクロウ、オジロワシ、オオワシ、タンチョウなどの道東に生息する希少鳥類の保護に取り組んでいる施設。
北海道全域から集まる怪我をした希少猛禽類の治療・回復・放鳥に向けて野生への復帰サポートと同時に、不幸にも野生復帰ができない大型猛禽類を保護・飼育し、人為的な事故の防止対策に繋げているという。

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同館は、1993年に設置されてから28年が経過。
リニューアル後は、東北海道の猛禽類の行動・生態についてもっと詳しく知ることができるよう、猛禽類の生活を再現した展示を新設したほか、バックヤードツアーでは実際に保護した個体をみることができる展示ケージを活用する。

新企画のバックヤードツアーでは、同施設の取り組みを支え、現場で働く専門スタッフが、日々接することで見えてくるオジロワシ・オオワシなどの生態のほか、ここに来るに至った事故の原因や対策などを説明しながら施設を紹介。
ガイドを受けながらの施設紹介では、展示物で知る事実より深い話を聞くことが可能だとしている。

「釧路湿原野生生物保護センター」の所在地は北海道釧路市北斗
2-2101。
開館時間は4月1日~10月31日が9時30分~16時30分、11月1日~3月31日が9時30分~16時、休館日は毎週水曜日・年末年始
(12月28日~1月4日)。