【ニュース】 弘前市、「弘前城本丸石垣修理事業」で石垣の解体工事や発掘調査等を経て、本丸石垣の積直し工事を本格始動 青森県弘前市

2021.07.01
史跡弘前城跡本丸東面の石垣を約100年ぶりに修理する「弘前城本丸石垣修理事業」を行っている弘前市は、石垣の解体工事や発掘調査等を経て、6月23日より本丸石垣の積直し工事を本格始動した。

また、これまでの工事内容などを紹介する「石垣普請番屋(いしがきふしんばんや)」もリニューアルオープン。
2028年度の完工を目指す。

弘前城本丸東面の石垣は、1983年の日本海中部地震を契機とした調査で、孕み(はらみ)が確認されている。
地震等の衝撃により、石垣が天守を巻き込んで崩壊する危険性が指摘されたことから、同市では2014年度に石垣修理工事に着手。
2015年度に天守を曳屋、2016年度から2018年度にかけて石垣の解体工事を実施し、天守台下の発掘調査等を経て、今回、石垣の積直し工事が本格的に始まった。

今後は、2024年度に石垣の積直し工事を終え、2025年度に天守を元の位置に曳戻し、2026年度から2028年度にかけて、天守の耐震補強と保存修理を行う予定。