【ニュース】 ハウス食品と金沢工業大学が共同研究、「フルーチェ」の調理・喫食によるリラックス効果を確認、日本人間工学会で発表 石川県野々市市

2021.05.20
ハウス食品株式会社(東京都千代田区、工東正彦社長)は、金沢工業大学(石川県野々市市、大澤敏学長)情報フロンティア学部心理科学科の神宮英夫教授との共同研究(実験名:デザートベース作成時の触感がもたらすリラックス効果)で、同社が発売する牛乳でつくる液体デザートベース(商品名:フルーチェ)が、リラックス効果をもたらすことを確認した。

同共同研究の結果は、2021年5月23日の日本人間工学会にて発表する予定。

検証は、被験者をデザートベース作成群8名・休憩群5名に分け、心電計の測定結果(HF値:心電波形のピーク間の時間を周波数解析して得られた高周波成分0.15Hz~0.40Hzの値で、自律神経の副交感神経の活性化指標)からリラックス効果を測定。
最初に実験内容を教示し、20分間の音声データの文字起こしを行った後、「デザートベース作成」または「3分間の休憩」を挟んで再度20分間の文字起こしを実施。
その後、デザートベース作成群のみ喫食し、VAS尺度(Visual
Analogue Scale:喫食者の主観的な感覚を評価する調査手法)による感性評価を行った。

これにより、「ただ休憩するよりも、デザートベース(フルーチェ)作成時のほうがリラックス」「デザートベース(フルーチェ)を作って食べると聞くだけでリラックス状態に」「デザートベース(フルーチェ)の喫食中と喫食後には、リラックスと落ち着きをもたらす」などの結果が得られたという。