【ニュース】 三菱地所など、Park-PFIで「海の中道海浜公園」に宿泊やアクティビティの機能を備えた「滞在型レクリエーション拠点」を整備 福岡県福岡市

2021.05.18
三菱地所株式会社(東京都千代田区、吉田淳一社長)、積水ハウス株式会社(大阪市北区、仲井嘉浩社長)、一般財団法人公園財団(東京都文京区、蓑茂壽太郎理事長)、株式会社オープン・エー(東京都中央区、馬場正尊代表)の4者は5月17日、公園管理者九州地方整備局より、「海の中道海浜公園官民連携推進事業」の事業計画にあたる公募設置等計画の認定を受けた。
同事業は、同整備局がPark-PFIを活用して公募したもので、4者はこれを担う民間事業者に選定されている。

4者は今後、同計画に基づき、「パーク・ツーリズム」をコンセプトに、公園内に宿泊やアクティビティの機能を備えた「滞在型レクリエーション拠点」等の整備を進める予定。
2021年7月の着工、2022年3月のグランドオープンを目指す。
なお、Park-PFI事業による国営公園の開業は、同計画が日本初となる。

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海の中道海浜公園は、福岡県東区に位置し、東西に約6km、面積約350haと広大な面積を有する自然豊かな国営公園。
同事業では、「パーク・ツーリズム」を実現するため、「憩う」「学ぶ」「遊ぶ」を体験できる宿泊施設やレストラン、アスレチックなどを整備し、「滞在型レクリエーション拠点」を創出する。
この拠点を中心に、周辺地域と連携したアクティビティ等を企画することで、訪れる人々の交流を促し、公園全体と周辺地域の活性化を図るとしている。

4者のうち三菱地所は、複合開発やエリアマネジメントのノウハウを活かし、公園を拠点とした賑わいのあるまちづくりを推進。
積水ハウスは、高い品質を備えた木造住宅シャーウッド構法による宿泊施設「ヴィラ」の設計施工を担う。
オープン・エーは、球体テントなどの宿泊施設の他、レストランや浴場施設の企画・設計・運営業務などを担当する。
公園財団は、施設全体を日常的に管理するとともに、多様なアクティビティやワークショップ、アウトドアイベントを地域と連携して取り組むという。

「海の中道海浜公園」の所在地は福岡市東区西戸崎18-25、交通はJR香椎線「海ノ中道」駅より公園内徒歩15分。
全体敷地面積は約350ha。
開園は1981年10月。

公募敷地面積は約159ha、公募対象公園施設面積は約2万5,000㎡、特定公園施設面積は約7,000㎡(施設面積は今後の詳細設計により変更する場合あり)。
主要用途は宿泊施設・温浴施設・飲食施設等。
事業期間は20年間、運営開始は2022年3月(予定)。