【ニュース】 京浜急行電鉄、三浦半島でのエリアマネジメント活動を強化、外部事業者と共同で滞在拠点の再整備などを推進 神奈川県三浦市
2021.05.14
京浜急行電鉄株式会社(横浜市西区、原田一之社長)は、2021年度からスタートする中期経営計画で「都市近郊リゾートみうらの創生」を掲げ、三浦半島でのエリアマネジメント活動を強化する。
三浦半島は、都心から1時間圏内の豊かな自然環境や、食の魅力で多くの人々が来訪する反面、日帰りが多く長時間滞在が少ないことが地域の課題となっていた。
これらの課題に対し、京急グループでは、外部事業者と共同で滞在拠点の再整備に取り組む。
このうち、2020年5月に閉館した「城ヶ島京急ホテル」(神奈川県三浦市)については、ヒューリック株式会社(東京都中央区、吉留学社長)と共同で高級温泉旅館「ふふ城ヶ島(仮称)」として開業することを目指す。
「京急油壺マリンパーク」(神奈川県三浦市)は、建物や設備の老朽化に対する措置として、今後の一体開発を進めるため、2021年9月30日に閉館する。
長井エリアでは、2023年4月に株式会社日比谷花壇(東京都港区、宮嶋浩彰社長)などと9社共同で「長井海の手公園ソレイユの丘」(神奈川県横須賀市)をリニューアル。
三浦海岸エリアでは、外部事業者と共同で、多世代共生のまちづくりによる沿線活性化に向けて検討する。
さらに、自治体・企業・地元等を繋げる「コミュニケーションハブ」としての役割を担い、自治体や地域事業者などと共同でエリアマネジメント組織を組成するほか、滞在拠点やエリアマネジメント組織を支えるシステムとしての観光型MaaS基盤整備にも取り組むとしている。