【ニュース】 名古屋鉄道、中間持株会社「株式会社名鉄ホテルホールディングス」を6月1日に設立、ホテル事業を再編 愛知県名古屋市

2021.05.12
名古屋鉄道株式会社(名古屋市中村区、安藤隆司社長)は、中間持株会社「株式会社名鉄ホテルホールディングス」(岩瀬正明社長)を2021年6月1日に設立、ホテル事業を再編する。
中長期的な視点からホテル事業の戦略を検討し、統一的な事業運営を目指すのが狙い。

経営機能と事業機能を分離した体制へ移行することで、コロナ禍による需要の大幅な減少等により、厳しい状況にあるグループ各社間の連携強化を図るとともに、柔軟・迅速に事業環境の変化に対応するという。
2021年7月より新体制に移行する。

新たに設立する中間持株会社は、名古屋鉄道と名鉄不動産株式会社(名古屋市中村区、前田由幸社長)が保有する名鉄ホテルグループ各社の株式を、名古屋鉄道の出資により新設する名鉄ホテルホールディングスへ譲渡するもの。
資本金等は1億円(予定)。

中間持株会社は、名鉄グループのホテル各社の株式を保有しながら、経営戦略の立案や経営監理を担い、名鉄グループのホテル各社はその戦略に基づき事業運営を行うことで、経営資源の効率的な配分や経営効率化を図る。
「ANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋」を旗艦ホテルと位置付け、ハイクラスホテル「ホテルインディゴ犬山有楽苑」や地域体感型ホテル「ホテルミュースタイル 犬山エクスペリエンス」の営業を開始するなど、アフターコロナの回復期で需要を確実に取り込むことにより、名鉄グループの企業価値向上を図るという。