【ニュース】 伊東市、「温泉地ワーケーションモデルづくり」に向け実証実験、「東海館」の2部屋で時間貸しサービスを開始 静岡県伊東市

2021.03.18
伊東市(小野達也市長)と一般社団法人伊東観光協会(静岡県伊東市)は、「温泉地ワーケーションモデルづくり」に向けた実証実験を開始した。
快適なリモートワーク環境づくりのため、ビッグローブ株式会社(東京都品川区、有泉健社長)がサポートを行っている。

同市では、観光庁が公募した「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業で「ワーケーションのメッカ創出」事業が採択されており、観光協会を中心に今年1月からワーケーション実証実験を開始。
首都圏から近い温泉地という特長を活かし、企業のリアルなニーズに対応していくことで「温泉地ワーケーションモデルづくり」を目指す。

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また、宿泊前後にもリモートワークができるよう、3月17日からは同市指定有形文化財の元温泉旅館「東海館」で、3階「鶴の間」「千鳥の間」の2部屋をワーケーションルームとして時間貸しするサービスを開始。

同事業の実施にあたっては、ビッグローブの協力により、伊東温泉で行われる企業向けのワーケーション実証実験に先立ち、リモートワークが快適にできるかどうか対象宿のネットワークチェックを行ったほか、デスクや会議室といったワーク環境の調査を実施。
さらにビッグローブでは、3月17日より温泉地・温泉宿向けのリモートワーク環境づくりをサポートするメニューの提供を、ワーケーションサイト「ONSEN WORK」で開始している。

同市は今後、ビッグローブなど民間企業と連携しながら、企業のリモートワークの実態に即したワーケーション環境を構築していく中で、2021年4月より、企業の要望をパッケージにして提供するワーケーションワンストップ窓口を開設するとしている。