【ニュース】 芙蓉総合リースと住友不動産、福島県浪江町の太陽光発電所由来の電力を調達、RE100適合電気をオフィスビル・テナント単位で導入 福島県浪江町
2021.03.10
芙蓉総合リース株式会社(東京都千代田区、辻田泰徳社長)と住友不動産株式会社(東京都新宿区、仁島浩順社長)は、住友不動産麹町ガーデンタワー(東京都千代田区)の芙蓉リースグループの本社機能が入居する全スペース(16~22階部分)で、RE100適合電気(事業活動で消費するエネルギーを100%再生可能エネルギーで調達する電気)を導入する。
同取り組みは、「太陽光発電所を由来とする環境価値をテナントスペースでの使用電力に紐づけるスキーム」によるもの。
同スペースでは、「震災復興に取組む福島県浪江町の太陽光発電所」由来の電力を使用する。
これまで、オフィスビルに再生可能エネルギーを導入する場合、自社保有ビルや1棟全てを賃借したビルでの事例が多く、複数テナントが入居するオフィスビルで、個別テナントに再エネを導入することは難しいとされてきた。
同取組みでは、太陽光発電所を由来とする非化石証書を使用し、テナントスペースでの使用電力に対応する環境価値を、テナント使用分と紐づける契約(トラッキング情報の付与)を締結することで、テナント入居企業が実質的に再エネを導入することを可能としている。
ビルオーナーの協力の元、オフィスビルに入居する企業が自社再エネ発電所を活用し、自社賃借スペースの実質的に再エネの導入を図る例は、国内では初の取組みだという。