【ニュース】 川越市、「歴史的建造物の利活用見学会×新たな資金調達手法セミナー」を実施、市内の歴史的建造物と利用者のマッチングを促進 埼玉県川越市
2021.03.09
川越市都市計画部都市景観課は、国の「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を活用し、市内の歴史的建造物(景観重要建造物等)と利用者のマッチングを促進するため、「歴史的建造物の利活用見学会×新たな資金調達手法セミナー」を実施する。
同市ではこれまで、民間活力を活かし、包括的に歴史的建造物を保存・活用する中間組織と資金調達手法の具体化等の検討を行ってきた。
令和元年度の「歴史的建造物所有者と活用希望者等のマッチング方式の構築業務」では、地域金融機関と民間企業を中心とした事業スキームが提示され、実現性も検証している。
また同市では、今年度の取組の1つとして、リビングシフト等に代表される都市と地域の両方の良さを生かして働く・楽しむスタイルの開拓を行うため、市内の歴史的建造物をワーキングスペースとして活用する実証実験を2020年12月より実施。
新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言の発令により、県外からの利用は控えざるを得ない状況となったが、県内でのテレワークなどを中心に延べ200人程度が利用する見込みだという。
今回のマッチングイベントは、4軒の景観重要建造物等を対象とし、市内の関係者を主な対象として行う。
対象となる歴史的建造物は、構造や面積、立地などに違いがあるため、ワーキングスペースやカフェなどの利活用モデルを作成して紹介、市内の関係者を通じ、担い手の発掘につなげていきたいとしている。