【ニュース】 東急不動産、都内4棟のオフィスビルの屋上空間で菜園活動「Vegetable Smiles」を本格的に展開、コロナ禍でのコミュニケーション活性化 東京都品川区
2020.12.28
東急不動産株式会社(東京都渋谷区、岡田正志社長)は、都内4棟のオフィスビルの屋上空間で、菜園活動「Vegetable Smiles(ベジスマ)」を本格的に展開する。
同活動は、テナント間のコミュニケーション醸成を目的に、ビルの屋上を活用し、新目黒東急ビル(東京都品川区)で開始したもの。
同じビルに勤務していても、これまで交流が生まれる機会は殆ど無かったが、同活動を行うことで、これまでなかった社内外のコミュニティが生まれているという。
また、就業時間の合間に外気や自然光、土に触れてリフレッシュすることで、労働生産性向上にもつながるとしている。
同社では、緑の持つ力を活用した新しい働き方の提案として
「Green Work Style」を提唱しており、これまでの実証実験でも開放感のある緑豊かな空間での休憩が、疲労感やストレスの低下をもたらすことや、緑が癒しを与える効果があることに加え、働く意欲やコミュニケーション向上に繋がることを確認しているという。
同活動ではこれまでに、トウモロコシ・ブドウ・スイカをはじめとした約50種類の野菜や果物を栽培。
これらの作物は栽培や収穫活動をするだけでなく、収穫作物を利用した加工品作りなども行い、テナント間のコミュニケーション醸成を図ってきた。
また、個人消費だけでなく、ビル内の飲食店舗のオリジナルメニューにも活用、さらにオフィスビルに勤務するワーカーだけでなく、地域住民や近隣の保育園に通う子供たちに向けた環境教育の場としても活用するなど、様々な取り組みを行っている。
今後はビル内で排出された生ごみをコンポストで再利用し、新たな作物生産の肥料として活用するなどの循環を生むことで、環境に配慮したビル運営を推進するという。
「ベジスマ」活動実施中のオフィスビルは、「東京ポートシティ竹芝」(東京都港区)、「日比谷パークフロント」(東京都千代田区)、「新目黒東急ビル」(東京都品川区)、「ウノサワ東急ビル」(東京都渋谷区)。