【ニュース】 長門市と日立システムズ、「ながとフリーWi-Fi」を活用し、新型コロナウイルス感染防止と観光振興の両立を目指す実証実験を開始 山口県長門市

2020.11.30
長門市(江原達也市長)と株式会社日立システムズ(東京都品川区、柴原節男社長)は、同市内の観光施設や地元企業約30社の協力を得て、新型コロナウイルス感染拡大防止と観光産業活性化の両立を目指す実証実験を11月より開始した。

同実証実験は、今年3月に両者が締結した包括連携協定に基づいたもの。
同市内の主要な観光地計7か所に整備した「ながとフリーWi-Fi」を活用し、観光客の属性に合わせた周遊プランや観光エリアごとの混雑状況などの情報をプッシュ型でリアルタイムに配信する。

具体的には、長門湯本温泉街・道の駅センザキッチン・元乃隅神社など、同市内の主要な観光地計7か所に整備した「ながとフリーWi-Fi」を活用し、観光スポットや混雑状況の確認だけでなく、「ながとフリーWi-Fi」の利用時に入力するアンケート回答に基づき、観光客の属性に合わせた周遊プランをプッシュ配信。
近隣観光エリアの各種情報がリアルタイムで配信されるため、当初は予定に無かった観光地や飲食店などへの訪問を促すことが可能となる。

また、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、現在、混雑している観光エリアの情報を配信対象から除外し、逆に混雑している観光エリアに居る観光客にはリアルタイムな混雑状況を通知する。

これにより、観光客に観光地の周遊や消費行動を促し、地域の様々な魅力を知ってもらうとともに、3密を回避した安心・安全な旅を提供することで、満足度やリピート率の向上を図るという。