【ニュース】 JR東日本高崎支社など、「日本一のモグラ駅」土合駅で無人駅グランピング施設「DOAI VILLAGE」を11月14日に開業 群馬県みなかみ町

2020.10.26
東日本旅客鉄道株式会社高崎支社(群馬県高崎市、木村法雄支社長)、JR東日本の子会社でベンチャーへの出資や協業を推進する
CVCのJR東日本スタートアップ株式会社(東京都港区、柴田裕社長)、株式会社VILLAGE INC(静岡県下田市、橋村和徳代表)の3社は、JR上越線「土合」駅(群馬県みなかみ町)で、無人駅グランピング施設「DOAI VILLAGE」を2020年11月14日に開業する。

同施設は、日本一のモグラ駅として知られる同駅の駅舎内外を活用し、宿泊施設や飲食施設、野外サウナ施設を展開するもの。
電車を眺めながらの宿泊という非日常感を体験することができる客室や、かつて実際に利用されていた駅務室を改装した駅舎内喫茶「mogura」などを設置する。
旅行者や登山者だけでなく、地元の人も気軽に立ち寄り、地域交流が盛んになる場を生み出し、地域の活性化を目指すとともに、無人駅の新たな価値を提供するという。

202010261100

同駅の下りホームは上越線のトンネル内にあり、駅舎から標高差約70m、486段もの階段を下るため「日本一のモグラ駅」と呼ばれている。
地下ホームの小屋では、地元のビール醸造所「オクトワンブルーイング」などが、ここでしか味わえない「モグラ熟成ビール」を開発しているという。
来上がったビールは、翌年開催予定の駅舎内でのビールイベントで楽しめるとしている。

宿泊施設「インスタントハウス」は、一般のテントに比べ、頑丈で断熱性に優れている点が特徴。
また、自然の中で手軽に楽しめる野外サウナ(定員4名、宿泊客限定)を特設するほか、ゲスト専用のセンターハウスには簡易キッチン・シャワールーム・リビングを完備する。

駅舎内喫茶「mogura」は、かつて実際に利用していた駅務室を改装したカフェスペースとなっており、切符売り場をそのまま活用した店のカウンターなど、当時の姿を見ることができるという。

「DOAI VILLAGE」の所在地はJR上越線「土合」駅(群馬県利根郡みなかみ町湯檜曽)。
客室は4室(1室定員2名、順次増設予定)、付帯設備はシャワー・トイレ・サウナ・簡易キッチン。
宿泊料金は大人1人税別2万5,000円(1泊2食+ドリンク含む)。