【ニュース】 カヤックと八女市、コミュニティ通貨が利用できるコミュニティライブラリー併設の「つながるバス停」をオープン 福岡県八女市

2020.10.15
株式会社カヤック(神奈川県鎌倉市、柳澤大輔代表)と八女市は
10月11日、地域コミュニティの持続的な賑わいや関係人口の創出を目的に、コミュニティ通貨(地域通貨)サービス「まちのコイン」が利用できるコミュニティライブラリーを併設した「つながるバス停」をオープンした。

同バス停内では、約100冊の本を自由に読むことが可能。
合わせて、「まちのコイン」を使ってオリジナルの「人型しおり」作成、八女茶の購入、弁当の購入予約なども可能としている。
また今後は、学生や主婦(夫)、起業希望者など新しくビジネスを始めたい人の「チャレンジショップ」として、「まちのコイン」でバス停内の一部を利用できるようにする予定だという。

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「つながるバス停」内の「つながる本棚」には、高校生が選んだ本や八女に関わる本、八女出身の作家の本など約100冊が並ぶ。
本は、バスや人との待ち時間に施設内のみで読めるため、どこまで読んだかわかるように「まちのコイン」で人型のしおりと交換できる。
コロナ禍になり、デジタルでつながることが多くなった今だからこそ、人の気配や人とつながっている感覚が持てるように、30種類の人型のしおりにしたという。

さらに毎月、八女の顔となる人を「八女人」として選定し、その人が薦める本を紹介する「今月のセレクター」コーナーも設置。
推薦の理由やその人の自己紹介をパネルで紹介し、地域の魅力ある人を発信していくとしている。

なお、「まちのコイン」は「つながるバス停」内のカフェスペースでの飲食などに利用可能。
コミュニティ通貨が利用できるコミュニティライブラリー併設のバス停は、日本初の事例となる。

「つながるバス停」の所在地は福岡県八女市本村379-1。
営業時間は7時~19時、休日は土日祝日。