【ニュース】 皆生温泉で1日10組限定の旅館「やど紫苑亭」が2021年3月に新築開業、鳥取県の食と文化の広告塔を目指す 鳥取県米子市

2020.10.01
やど紫苑亭株式会社(鳥取県米子市、日名内隆代表)は、開発100周年を迎えた皆生温泉(鳥取県米子市)で1日10組限定の旅館「やど紫苑亭」を2021年3月に新築で開業する。

同館の客室は、専有面積100㎡で半露天風呂付き客室が8室(1人7万円~)と、専有面積150㎡で内風呂と露天風呂の両方を備えた貴賓室が2室(1人10万円~)。
館内には、茶室・美術ギャラリー・貸切風呂付きスパラウンジなども設置する。

料理では、数々の高級旅館で総料理長を務めた実績を持つ大石昌彦氏を招き、和食を中心に四季折々の自然の美しさや季節のうつろいを表現した料理を提供。
使用する食材については、地域の優秀な農業生産者と契約、安全で高品質な野菜や果物を調達する仕組みづくりを進めている。
全国和牛能力共進会で肉質日本一に輝いた鳥取和牛オレイン55や、厳しい基準をクリアして選ばれた最高級ズワイガニの五輝星(いつきぼし)などを堪能できるという。

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ダイニングには5つの個室の他、2組限定の鉄板焼きを設定、新鮮な食材と職人の技を見ながら、料理人との会話を楽しむことができるカウンターを配置する。
また、ダイニングには常時300本ストックできるワインセラーを設置、日本ソムリエ協会認定マスターソムリエの的場勝氏が、同館のために世界のワイナリーから特別にセレクションしたワインを提供する。

館内の中庭には、水盤の上に浮かんでいるような茶室を設置、茶道家が日常的に茶事を開催する予定。
ギャラリーでは、2013年に鳥取県在住者として初めて重要無形文化財(人間国宝)に認定された前田昭博氏の陶器をはじめ、著名な作家の絵画などの美術品を観覧できるという。

旅館「やど紫苑亭」の所在地は鳥取県米子市皆生温泉4丁目6-12。
敷地面積は2,823.41㎡。
構造・規模は鉄骨造・鉄筋コンクリート造、地上平屋建・一部地下1階。
客室は全10室、収容人数は1部屋4名まで(利用は18歳以上限定)。
専用ダイニング(最大収容30名)はカウンター6席・鉄板焼4席・個室5室(4名席)。
その他付帯施設は貸切風呂付きスパラウンジ1ヶ所(有料)・茶室・美術ギャラリー・ロビーラウンジ。