【ニュース】 南房総市など、「南房総2拠点ハンターズハウス」事業を開始、民宿閑散期に都心からの狩猟者を誘致 千葉県南房総市

2020.09.23
南房総市商工観光部観光プロモーション課・一般社団法人南房総市観光協会・南房総地域課題事業組合の3者は、「南房総2拠点ハンターズハウス」事業を開始する。
南房総地域課題事業組合は、同プロジェクトの開発を機に結成された新しい民間組織。

同プロジェクトは、昨今のコロナ渦により打撃を受けた南房総市の観光復興と、地域課題の代表的なテーマでもある獣害について広く周知させることが目的。
主に、都心部在住の狩猟免許(わな猟)を保有するハンターに向けたサービスとなる。

免許保有者の多くが抱える課題に「安全な狩猟現場がない」という点が挙げられている一方、狩猟期間となる11月~2月は、民宿業は閑散期を迎え、空室が多く発生するという。

202009231100

狩猟プログラムでは、罠掛けの基礎から捕まえた獣を調理するところまでを学ぶことができ、地域住民や地元猟師との交流も生まれるという。
狩猟免許の有無を問わず、実践的に体験と学びを得られるプログラムは、同市内に滞在できない期間でも、罠は掛けたままで参加可能。
地元ハンターのサポートも付くとしている。

料金は狩猟講座と合わせ民宿利用費を含め15万円(税抜)。
期間中は、契約民宿の個室を好きな時に利用可能。
狩猟場については関係機関との事前の協議に基づき限定されたフィールドのみで実施。
また、猟免許所持者による指導・監督を前提としたわな猟だけに特化した狩猟体験となる。

なお、移住希望者やテレワーク向けの姉妹サービス「南房総2拠点”3カ月ハウス”」も合わせて実施。
期間内は5万円(税抜)で利用可能、テレワークと合わせて利用することも可能としている。

問い合わせは一般社団法人南房総市観光協会まで。