【ニュース】 国道九四フェリー、新造船の進水式を実施、「涼かぜ(すずかぜ)」と命名し来年2月に就航予定 大分県大分市

2020.08.28
近鉄グループの国道九四フェリー株式会社(大分県大分市、三重野雄資社長)は8月27日、新造船の進水式を実施、「涼かぜ(すずかぜ)」と命名した。
就航は来年2月の予定。

同社では、利用客へのサービスと利便性の更なる向上を図るため、来年就航20年を迎えるフェリー「遥かぜ(はるかぜ)」の代替船建造を2020年4月より進めてきた。
運航区間は佐賀関港(大分県大分市)~三崎港(愛媛県伊方町)、約30km。

202008281000

新造船は、船体塗装や内装のデザインを一新、エレベータや多目的トイレを設置するなどバリアフリーに対応するとともに、キッズスペースやマッサージチェア室などを設置。
さらに抗ウイルス・抗菌加工を行うことで、あらゆる年代の乗客が安心・快適に利用できる船内空間を提供する。

また、現行の「遥かぜ」よりも船体を大型化することで、車両積載台数を乗用車換算で現行より16台程度増加し、混雑時の乗船待ち時間の短縮が期待されるとともに、定員は変更せずに客室スペースを拡大することで、これまで以上にゆったりと船内で過ごせるとしている。

「涼かぜ(すずかぜ)」の総トン数は1,200トン、全長86.65m・幅13.4m。
エンジン出力は2000PS×2。
車両積載台数は57台(乗用車換算)、旅客定員は292人。