【ニュース】 日本モビリティなど、日本初となる大型バスを使用した遠隔監視・操作での自動運転の実証実験を実施 神奈川県横浜市

2020.08.07
日本モビリティ株式会社(群馬県前橋市、小峰千紘社長)は、相鉄グループの相鉄バス株式会社(横浜市西区、菅谷雅夫社長)と群馬大学(群馬県前橋市、平塚浩士学長)の実施する共同研究に開発協力、日本初となる大型バスを使用した遠隔監視・操作での自動運転の実証実験を実施した。

これは、横浜市の「I ・TOP横浜 路線バス自動運転プロジェクト」の一環として、7月27日には相鉄バス旭営業所(横浜市旭区)内で、7月29日にはよこはま動物園(横浜市旭区)正門と里山ガーデン正面入口を結ぶ約900ⅿで実証実験を行ったもの。

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今回の実証実験では、群馬大学発のベンチャー企業・日本モビリティが開発した「遠隔監視・操作システム」を旭営業所内に設置し、運転士は同システムでバスを遠隔操作。
バスの運転席には人が座らない無人状態で実施した。
大型バスの「運転席無人」「遠隔地に運転士」での実証実験は日本初となる。

相鉄バスと群馬大学では、昨年9月14日~10月14日の期間、大型バスを使用した営業運行(里山ガーデンフェスタ実行委員会より受託し、貸し切り営業として運行)で自動運転の実証実験を実施、
16日間で4,907人が乗車した。
2020年度内には、営業運行で2回目となる実証実験を「遠隔監視・操作システム」で予定(時期・場所は未定)するなど、今後も様々な実証実験を通じ、自動運転に関する社会受容性を向上させるとともに、公共交通機関網強化の可能性を検証、自動運転「レベル4」による営業運転を目指すとしている。