2020.06.11
奈良市は6月8日、Web会議システムを使用したオンライン移住相談窓口を開設した。

新型コロナウイルス感染拡大により、都市部から地方への移住ニーズが高まる中、外出自粛などにより、来訪が難しい人に対応する。
また、ビデオ通話やチャットを利用することで、視覚的な情報も提供、声のみの電話やメール等に比べ、移住者との関係性も深いものになるという。

利用者は、外出自粛などにより、同市への来訪が困難でも、来訪せず自宅から気軽に利用可能で、交通費も不要。
「駅ごとの特徴」「交通の便」「住み心地」など、地元でしか分からない具体的な情報を写真・動画・資料で説明可能となるため、相談者の特性に合ったエリア情報などを提供できることから、訪問時の視察効率が上がるという。

一方、職員側も、対面で相談することで、資料送付のみによるやりとりに比べ、移住者との関係性が深くなり、移住成約率の向上が見込まれるだけでなく、「関係人口」としての地域との関わりをより丁寧に案内できるとしている。

開設期間は6月8日～7月31日。
まずは期間限定で開設し、利用ニーズなどから継続可否・改善点・機能追加を検討するとしている。