【ニュース】 住友商事など8社、公募入札予定の秋田県能代市・三種町・男鹿市沖での洋上風力発電事業実施に向け、コンソーシアムを組成 秋田県能代市

2020.06.01
住友商事株式会社、株式会社ウェンティ・ジャパン、株式会社加藤建設、国際石油開発帝石株式会社、JR東日本エネルギー開発株式会社、石油資源開発株式会社、東京電力リニューアブルパワー株式会社、成田建設株式会社の8社は、今後、公募入札が予定されている秋田県能代市・秋田県三種町・秋田県男鹿市沖での洋上風力発電事業の実施に向け、コンソーシアムを組成した。

政府はエネルギー基本計画で、2030年に電源構成の22~24%を再生可能エネルギーで賄うという目標を掲げており、導入ポテンシャルが高い洋上風力発電の検討・計画が喫緊の課題となっている。
現在、「再エネ海域利用法」に基づき、国は洋上風力発電事業者を公募で選定するエリア(促進区域)の指定を進めており、同海域は風況が良好で、水深も比較的浅く自然条件に恵まれていることから、促進区域に指定される見込みだという。

同事業は、住友商事が同海域での洋上風力発電の事業化に向け、
2018年から地元自治体の理解と地元漁業関係者の協力を得ながら、環境影響評価、海底地盤調査、風況調査などを進めてきたもの。

今後は同コンソーシアムが事業主体となり、公募占用計画の提出に向けて準備を進め、各社の知見やノウハウを生かして事業化に向けた検討を加速させる。
具体的には、国内外の風力発電所の開発・運営実績をもつ住友商事、地元の秋田県で風力発電事業を営むウェンティ・加藤建設・
JR東日本エネルギー開発・成田建設、国内トップランナーとなる銚子沖洋上風力発電所の実証、運用における経験・実績や、水力発電も含めたこれまでの発電所の計画・建設・運転・保守の一貫した技術力を持つ東電RP、秋田県内で古くから地元に根差した石油・ガス事業を営む国際石油開発帝石と石油資源開発が協力し、準備を進めていくとしている。

「能代・三種・男鹿沖洋上風力発電事業」の原動機の種類は洋上風力(着床式)。
出力は最大48万kW。
所在地は秋田県能代市・秋田県三種町・秋田県男鹿市の沖合。
運転開始は2026年(予定)。