【ニュース】 農産物直売所「伊豆・村の駅」、新型コロナで販路が縮小する生産者を支援、クラウドファンディングを活用 静岡県三島市

2020.05.11
農産物直売所「伊豆・村の駅」(静岡県三島市、運営:株式会社村の駅、瀬上恭寛代表)はこのほど、地域の生産者を守り、意欲ある農家を応援するため、クラウドファンディング「CAMPFIRE」を活用し、支援募集を開始した。

同社は現在、110名の生産者と契約し、地域の生産物を販売しているが、ここ数ヶ月は営業を縮小、飲食店は休業中。
地域の生産者は、同社のような農産物直売所や学校給食などの市場出荷、地域の飲食店への卸しなど様々な販路があるが、その売り先が少なくなっている状況があるという。

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同社などでは、10年後の地域農業の活性を目指し、2016年より「とうもろこしプロジェクト」を開始。
静岡県西部のとうもろこし農家を視察して作り方を学び、種苗会社とも連携、畑の巡回を繰り返し、栽培方法の研究を重ねてきた。
現在、新規就農者や若手農業者20名が、2万㎡の畑を確保、粒が大きく、みずみずしい味わいが特徴の「村のコーン(ゴールドラッシュ)」の栽培を行なっている。
生産者にとっては、端境期の畑の有効活用となり、また一反あたりの農業収入拡大にも繋がったという。

今回のクラウドファンディングでは、支援者には感謝のリターンとして生産したとうもろこしを発送する。
目標金額は60万円、募集期日は2020年5月2日~6月11日。