【ニュース】 せとうちDMOを構成する瀬戸内ブランドコーポレーション、瀬戸田ホールディングスに出資、「瀬戸田ホテル(仮称)」の開業などを支援 広島県尾道市

2020.04.27
せとうちDMOを構成する株式会社瀬戸内ブランドコーポレーション(広島県広島市、藤田明久代表)は、尾道市生口島瀬戸田にある豪商屋敷「旧堀内邸」を活用し、国内外の観光客向けの宿泊施設・温浴施設を開発する合同会社瀬戸田ホールディングスに対する支援を決定した。
株式会社せとうち観光パートナーズが管理運営する「せとうち観光活性化ファンド」を通じた出資となる。

せとうち観光活性化ファンドは、瀬戸内地域7県(兵庫県・岡山県・広島県・山口県・徳島県・香川県・愛媛県)の地方銀行、株式会社日本政策投資銀行と株式会社海外需要開発支援機構の出資により組成。
瀬戸内ブランドコーポレーションは、せとうち観光活性化ファンドを活用した資金調達や事業者支援の決定・実行を行い、せとうち観光パートナーズは、せとうち観光活性化ファンドの管理運用を行う。

尾道市は、同市が保有する「旧堀内邸」を観光拠点として活用する事業に関し、公募を実施。
瀬戸内ブランドコーポレーションと株式会社ナル・デベロップメンツ(京都府京都市)が協働でホテル開発を提案、事業者として選定されている。

今回の事業エリアとなる瀬戸田は、世界有数のサイクリングロード「瀬戸内しまなみ海道」のほぼ中間地点に位置し、サイクリストを中心に国内外から観光客が増加。
同施設の開発により、瀬戸田を訪れる観光客の滞在時間を延ばし、消費拡大が期待されることから投資を決定をしたという。

今後せとうちDMOは、「瀬戸田ホテル(仮称)」の開業が、周辺施設や地域経済への波及効果など瀬戸内の観光活性化につながることを目指し、各種プロモーションや地域周辺事業者との連携を支援していくとしている。

「瀬戸田ホテル(仮称)」の所在地は広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田字御幸町269他。
事業者は合同会社瀬戸田ホールディングス。