【ニュース】 日本エスコン、クラウド型ホテル運営システムなどを手掛けるSQUEEZEに出資、ホテル運営事業へ参画 東京都港区

2020.04.02
株式会社日本エスコン(東京都千代田区、伊藤貴俊社長)は4月1日、クラウド型ホテル運営システムを活用したホテル運営事業を手掛ける株式会社SQUEEZE(スクイーズ、東京都港区、舘林真一社長)に出資した。

SQUEEZEは、日本の宿泊業界が抱える課題(高い固定費・労働力不足・宿泊データの活用等)に対し、仕組みとテクノロジーによって解決する独自の運営システムを開発、スマートホテル事業(自社ブランドホテルの運営)、プラットフォーム事業(クラウド型ホテル運営システムやソリューションの提供、コンサルティング業務)を展開している。

日本エスコンは、分譲事業を中核事業に、商業開発・物流開発・ホテル開発・オフィス開発等、事業の多様化を積極的に図ってきた。
今回は新たに、ホテル運営事業を不動産オペレーション事業の収益強化などに繋がる手段として、SQUEEZEへの出資を決定したという。

両者は今後、両社の強みを活かし、あらゆる事業連携の可能性を検討する。
直近では、コロナウイルスの世界的な感染拡大による経済環境の悪化に伴い、不動産オーナーやオペレーターの変更を余儀なくされている不動産の価値再生・向上などに取り組む。
具体的には、「クラウド型ホテル運営システム」をより多くの宿泊施設に提供することで、通常のオペレーションでは宿泊施設としての事業化が困難だった不動産を再生するほか、人の空き時間を有効活用することで、宿泊業界の立場から日本の観光立国への貢献を目指すとしている。

出資日は2020年4月1日。
出資額は7億9,900万円(出資後のSQUEEZE株式の日本エスコン保有比率は19.0%)。