【ニュース】 JR東日本、山形新幹線用に新型車両「E8系」を新造、合わせて「福島」駅でアプローチ線を新設、福島駅での新幹線平面交差解消へ 福島県福島市

2020.03.04
東日本旅客鉄道株式会社(東京都渋谷区、深澤祐二社長)は、山形新幹線用に新型車両「E8系」を新造、合わせて「福島」駅でアプローチ線の新設工事に着手する。

計画では、2024年春より、山形新幹線用にE8系新幹線車両を順次投入。
また、東北新幹線の「宇都宮」駅~「福島」駅間ではE5系と併結し、300km/h運転を目指す。

今回新造するのは、E8系新幹線車両7両編成×17編成(119両)。
2022年9月以降落成し、2026年春までに17編成を落成する予定。

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合わせて、輸送障害時のダイヤ復旧時間短縮を目的に、「福島」駅で在来線(奥羽本線)と新幹線上りホームを結ぶアプローチ線の新設工事に着手する。

現行では、山形新幹線が東北新幹線に乗り入れる際、下りのアプローチ線を上り・下りで共用しているため、2度の平面交差が発生していた。
今回、上りのアプローチ線を新設することで、上り・下り線を分離し、平面交差を解消する。

新設する上りのアプローチ線は、高架区間(540m、橋りょう・盛土新設)と地平区間(760m、切土・路盤新設)で構成、一旦東北新幹線の高架下を潜り、地平を回り込んだうえで、高架の東北新幹線に合流する形となる。
使用開始は2026年度末(予定)。