【ニュース】 阪急阪神不動産、新築分譲マンション「ジオ」のエレベーター内に保存水やトイレシートなどの防災備蓄品を収納した「防災キャビネット」を設置 大阪府大阪市

2020.03.03
阪急阪神不動産株式会社(大阪市北区、若林常夫社長)は、地震等によるエレベーターの閉じ込め対策として、同社の新築分譲マンション「ジオ」のエレベーター内に、保存水やトイレシートなどの防災備蓄品を収納した「防災キャビネット」を設置する。
2020年3月以降に竣工する全ての「ジオ」に導入(標準設置)するという(第1号は「ジオ茨木西中条」)。

2018年の大阪北部地震では、近畿圏でエレベーターの閉じ込め等が多数発生し、救出までに相当の時間を要したとされている。
監督官庁からも、こうした事態に備え、エレベーター内に簡易トイレや非常用飲料水等を備蓄した防災キャビネットを設置するよう、要請が行われているという。

同社では、これまでも停電時自動着床装置や初期微動(P波)センサー付きエレベーター等を採用してきた。
今後はより一層の安心を提供するため、万一エレベーター内に閉じ込められたとしても、閉じ込められた人が健康状態を損なうことなく救出を待てるよう、今回の防災キャビネット導入に至ったとしている。

「防災キャビネット」の導入時期・対象物件は、2020年3月以降に竣工する全ての新築分譲マンション「ジオ」。
収納品は、保存水、紙コップ、LEDランタン、トイレシート、アルミブランケット、冷却バンダナ、ポケットティッシュ、トイレットペーパー、非常用クッキー、非常用ホイッスルなど。