【ニュース】 阪神電気鉄道・神戸市・Nature Innovation Groupの3者、連携協定を締結し、傘シェアリングサービス「アイカサ」を阪神線の39駅・49か所で導入 兵庫県神戸市
2020.02.18
阪神電気鉄道株式会社(大阪市福島区、秦雅夫社長)・神戸市(久元喜造市長)・株式会社Nature Innovation Group(東京都渋谷区、丸川照司代表)の3者は、「シェアリングエコノミーを活用したまちづくり実証事業に関する三者連携協定」を締結、傘シェアリングサービス「アイカサ」を、阪神線の39駅・49か所で導入する。
「アイカサ」は、1日70円で傘をレンタルし、「アイカサ」の傘立てであれば、どの傘立てでも返却が可能なシェアリングサービス。
関西では初めての導入となる。
阪神電気鉄道では、2016年から、沿線活性化プロモーションシンボル「“たいせつ”がギュッと。」をプリントしたビニール傘「みんなの傘」を3駅に設置。
以来、利用客の利便性向上と、短期間での廃棄が多いビニール傘の削減に向けた検討を行っていたという。
一方、神戸市は、地域活性化などのまちづくりに向けた課題解決に向け、雨天時の経済活動の促進などにつながる傘のシェアリングサービスの有効性を検討してきた。
今回の実証事業では、阪神電気鉄道管理の49駅中・39駅のほか、神戸市内の各所に傘立てを設置。
新たに制作する「“たいせつ”がギュッと。」のマークや神戸市の都心・三宮の再整備に関するロゴマークなどがデザインされた傘を配置する。
これにより、急な雨でも気軽に傘を利用することができ、阪神線沿線の人々や神戸市民の利便性が向上するとともに、傘の廃棄物削減に貢献するという。
また、サービス利用データを通じ、都心再整備を初めとする回遊性向上の検討などの今後のまちづくり・政策課題の解決にもつなげるとしている。