【ニュース】 山陽物産、食用に適さない古米や砕米を配合したホテルアメニティ商品「バイオマスシリーズ」を発売 愛媛県松前町

2020.02.13
ホテルアメニティの企画製造販売を手掛ける山陽物産株式会社(愛媛県松前町、武内英治代表)は2月12日、食用に適さない古米や砕米を配合したホテルアメニティ商品「バイオマスシリーズ」を発売した。
生物由来資源(バイオマス)を配合したホテルアメニティシリーズ商品は業界初だという。

今回発売した同シリーズの商品は、歯ブラシとヘアブラシの2種類。

従来の歯ブラシは、ポリプロピレンを7g使用(同社比)していたが、同シリーズの「お米歯ブラシ」ではポリプロピレンを3.38gまで圧縮し、古米・砕米を使用した米の原料を1.82g使用することで、約51%のポリプロピレン削減を達成、使用感を損なわず、快適に使用できる製品に仕上げた。
またヘアブラシでも、14g使用していたポリプロピレンを6.72gまで圧縮、米の原料を1.68g使用し、約52%のポリプロピレン削減を実現。
両商品とも、環境に配慮した商品の目印「バイオマスマーク」を取得しているという。

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また同シリーズでは、食用として適さない古米や砕米を有効活用するだけでなく、ワラと紙を使用して製造した「クラストボールペン」や、食用に適さないコーンを有効活用した「シャワーキャップ」など、様々な取り組みを始めている。
製品だけでなく、包装資材も紙の成分を半分以上使用することでポリプロピレンの使用量を半減したという。

同社は1992年設立のホテルアメニティ全般を企画製造販売する会社。
平らな形状のコームが一般的だったホテル業界に「ヘアーブラシ」を広めたことや、それまでアイテムごとに異なるパッケージが使用されていたホテルの客室へ、全アイテム統一のデザインのパッケージを提案、現在では常識になるなど、業界へ積極的にアプローチを行ってきたという。

商品名「バイオマスシリーズ お米の歯ブラシ」(R-3W-R3g)の仕様は先細毛、サイズは170mm、カラー展開はエコホワイト・エコピンク・エコグリーン。
商品名「バイオマスシリーズ お米のヘアブラシ」の仕様はエコストレートブラシ、サイズは160mm、カラー展開はエコホワイト。