【ニュース】 津軽海峡フェリー、カジュアルクルーズフェリー「ブルールミナス」を6月より津軽海峡ロード「青森~函館」で就航予定 北海道函館市

2020.01.20
津軽海峡フェリー株式会社(北海道函館市、村上玉樹社長)は6月より、津軽海峡ロード「青森~函館」航路へ就航中の「ブルードルフィン2」の代替船として、新造船「ブルールミナス」を就航する(認可申請中)。

同社では、津軽海峡ロードで2010年より「カジュアルクルーズフェリー」第1船を就航して以来、2014年・2016年・2017年にフェリーの入れ替えを行ってきた。
今回、新たに「ブルールミナス」が就航することでシリーズ船4隻が揃い、全船同型の客室になったことで、統一したサービスの提供が可能となる。

2020年1月9日には、内海造船株式会社の瀬戸田工場で、同船の命名式及び進水式が執り行われた。
完成後の6月の就航に向け、船内設備等、現在も順調に工事が進んでいるという。

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同船は「ブルーマーメイド」「ブルードルフィン」「ブルーハピネス」と同型船で、「災害時多目的船」として大規模震災時には救助活動に寄与できる設備を搭載。
燃料消費量の削減により、CO2排出量の削減も可能な最新鋭で環境に優しいフェリーとなる。
正式な就航日等詳細については、決定次第改めて発表するという。

「災害時多目的船」とは、「ストレッチャーが収容可能なエレベーター並びに空間」や「救急室」、また陸上設備への給電設備を装備し、大型清水タンクにより陸上への清水供給も可能な船舶。

新造船「ブルールミナス」の総トン数は約8,800トン。
全長は約144m。
定員は583名、積載台数はトラック71台または乗用車230台。
速力は約20ノット。