【ニュース】 豊後高田市の地元有志、「寒晒しそばフェア」を2月15日より開催、「幻のそば」を期間・数量限定で販売 大分県豊後高田市

2020.01.16
地元有志で組織する「香々地~Mie~デザイン会議」(大分県豊後高田市、板井俊作会長)は、2014年から毎年取り組んでいる「寒晒しそばフェア」を今年も2月15日より開催する。

「寒晒しそば」は、寒冷期に玄そば(そばの実)を数日間清流に浸けてアクを抜き、その後寒風にさらし乾燥させたそばのこと。
打ちあがったそばは、淡い緑色を帯び、アクによる苦味やえぐみがなく、甘味が増すとされている。
市内でも夷谷温泉のみで提供、この時期だけの数量限定販売となっていることから、「幻のそば」と呼ばれているという。

202001160900

同市はもともとそばの産地ではなかったが、平成14年より新たな特産品を開発するため、「そば」の産地化に挑戦。
手探りで始まった取り組みは、多くの困難を乗り越え、今では西日本有数の産地になっているという。

そんな「豊後高田そば」の大きな特徴は、春と秋の年2回の収穫で、1年に2度、新そばが味わえる点。
毎年6月頃と11月頃には、「豊後高田そば認定店」で、とれたてのそば粉を使用し、挽きたて・打ちたて・茹でたての4たてで提供される「そば」を味わうことができる。

「寒晒しそばフェア」の開催日は2月15日~3月中旬(予定)の毎週土・日曜日、開催時間は11時~14時。
開催場所は夷谷温泉(大分県豊後高田市夷1851-1)。
料金は、かけそば(あたたかいそば)・もりそば(つめたいそば)が各700円(約700食分限定、売り切れ次第終了)。
なお、寒さのピークとなる大寒(1月20日)前日の1月19日には、夷の荒谷湧水池で玄そばの浸水式を実施する。