【ニュース】 西日本鉄道など、「福ビル街区建替プロジェクト」街区全体の同時開発を決定、天神ビッグバンプロジェクトを大きく推進 福岡県福岡市
2019.11.29
西日本鉄道株式会社(福岡市博多区、倉富純男社長)は、福ビル街区(福岡市中央区、福岡ビル・天神コアビル・天神第一名店ビルを含む街区)の建て替えプロジェクトで、街区全体の同時開発を決定した。
併せて、イオンモール株式会社(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)との間で、同社の新ビルへの出店について合意、今後両社で協議を進める。
同プロジェクトは、開発を2期に分ける段階開発として着手、これまでに第1期事業の福岡ビルと天神コアビルの建替計画を推進してきた。
このほど、イオンモールをはじめとした関係各所との協議の結果、天神第一名店ビルを含めた街区全体の同時開発が可能となり、天神ビッグバンの期限である2024年までに街区全体の建替完了を目指す。
新たなビルは、幅約100m・奥行約80m、延床面積約13万8,000㎡の大規模ビルとなり、第1期事業と比較し、オフィスフロア・商業フロアの面積はそれぞれ約1.4倍に拡大、ホテルの室数も増室する。
また、オフィスフロアの基準階面積は約4,300㎡と西日本最大規模となる。
広い面積を必要とするテナント企業をはじめ多様な企業の進出を促進することで、「アジアの拠点都市」としての福岡市の飛躍に貢献できる複合ビルとなることを目指す。
建替のスケジュールは、既に解体着手している福岡ビルに続き、
2020年4月以降に天神コアビルおよび天神第一名店ビルの解体に着手、2024年3月の竣工と、同年夏のオープンを目指す。
新ビルでのイオンモールの出店形態については、地下階一部への、飲食ゾーンおよび「ヘルス&ウエルネス」をコンセプトとしたスーパーマーケットを含む食物販ゾーンを予定しており、高品質・高付加価値を提供するフロアの実現に向け、今後両社で協議を進める。
なお、今回の建替に伴って閉館する天神ビブレでは閉店セールを実施、天神コアとともに、閉館の最後の日まで天神のまちの賑わい創出に取り組む。
両社は今後、福ビル街区の開発を通じ、両社がもつ事業ノウハウや事業基盤を活用しながら、天神ビッグバンプロジェクトの推進に寄与するとともに、天神明治通り街づくり協議会が掲げる「アジアで最も創造的なビジネス街」の実現を目指すとしている。
「(仮称)天神一丁目 11 番街区開発プロジェクト」の所在地は福岡市中央区天神一丁目11番。
敷地面積は約8,600㎡、延床面積は約13万8,000㎡。
階数は地上19階・塔屋1階・地下4階、建物高さは約96m。
用途は商業、オフィス、ホテル、カンファレンス他。