【ニュース】 南陽市、消滅が危惧される白竜湖の再生プロジェクトを始動、ふるさと納税制度を活用 山形県南陽市
2019.11.27
南陽市(白岩孝夫市長)は、今世紀中の消滅が危惧されている「白竜湖」の環境を蘇らせるため、「ふるさとやまがた白竜湖再生プロジェクト」を始動、ふるさと納税制度を活用したクラウドファンディングにより、全国から寄附を募集する。
のどかな田園風景にたたずむ白竜湖は近年、⽔質の富栄養化によるヒシが繁茂、湖面も浅くなり、今世紀中の消滅が危惧されている。
同プロジェクトでは、段階的に湖面からヒシを除去し、水質改善により、白竜湖周辺の景観を保全するとともに、採取したヒシの農業リサイクルにも取り組むという。
ヒシは水中のリンや窒素を養分として取り込む働きがあり、成長したヒシを刈り取ることで、大きく水質を改善する効果が期待される。
また、市内の酪農家や農業高校等と連携、ヒシを農業用の堆肥づくりに活用することで、果樹栽培や野菜づくりにも生かされるという。
募集期間は令和元年11月26日~令和2年2月28日(95日間)、目標金額は300万円。
申し込みは「ふるさとチョイス」で受け付ける。