【ニュース】 京浜急行電鉄など、横浜市金沢区富岡エリアで昨年に引き続き「グリーンスローモビリティ」を活用した実証実験を11月15日より実施 神奈川県横浜市
2019.11.14
京浜急行電鉄株式会社(横浜市西区、原田一之社長)・横浜国立大学(横浜市保土ケ谷区、長谷部勇一学長)・横浜市の3者は、グリーンスローモビリティ等を活用した実証実験を、今年も11月15日より横浜市金沢区富岡エリアで開始する。
京急沿線の横浜市金沢区富岡エリアは、急勾配な坂道が多く、バス停や鉄道駅へのアクセスが容易でない地域があるなど、交通課題を抱えた地域が存在。
昨年に引き続き2度目となる今年の実証実験では、「登坂力に優れている」「小型である」という特徴を活かしたグリーンスローモビリティに加え、地域の要望をもとに乗用車を活用したオンデマンドサービスも提供する。
走行コースは、昨年の実施結果を踏まえ、京急富岡駅までのアクセスや既存のバス路線など公共交通機関を補完するコースと、急勾配な坂の移動を補助するコースの2コースに変更。
グリーンスローモビリティによる定時定路線の循環運行と、乗用車を活用したオンデマンド運行を行う。
ドライバーは現役タクシードライバー(京急文庫タクシー株式会社の社員)が行い、実証実験につき乗車運賃は無料。
乗車・降車は設定された停留所で行う。
利用者は事前登録したモニター限定(富岡第1地区、富岡第3地区在住者)
地域ドライバー(希望者)によるテスト運行(タクシードライバー同乗)も行う。
なお同実証実験は、昨年7月に京急電鉄と横浜国立大学が締結した「産学連携の協力推進に係る協定」、横浜市と京急電鉄が締結した「京急沿線(横浜市南部地域)における公民連携のまちづくりの推進に関する連携協定」の2つの協定に基づく取り組みの一環として実施する。
実施期間は第1期間が11月15日~12月2日(18日間)、第2期間が12月3日~20日(18日間)。