【ニュース】 JR東日本など、JR3社の資産を活用するアイディア募集で生物多様性市場の創出を目指すバイオームの提案を採択 京都府京都市

2019.11.08
東日本旅客鉄道株式会社(東京都渋谷区、深澤祐二社長)・株式会社JR西日本イノベーションズ(大阪市北区、和田裕至社長)・九州旅客鉄道株式会社(福岡市博多区、青柳俊彦社長)の3社は、地域活性化などをテーマに3社が持つ資産を活用できるアイディアを募集、このほど多くの応募の中から株式会社バイオーム(京都市下京区、藤木庄五郎代表)の1件を採択した。

バイオームは、世界中の生物・環境をビッグデータ化し「生物多様性市場」を創り出す事を目指した京都大学発のベンチャー企業。
SDGsの社会的ニーズを背景に生物の分布データを取り扱った生物情報プラットフォームを構築し、いきものコレクションアプリ「Biome(バイオーム)」を提供している。

3社は、自社の製品・サービスまたはプロトタイプを有する、おおむね起業10年以内の企業を対象に、年度内にJR3社合同での実証実験を実施することを条件としてアイディアを募集。
5月31日までの応募期間中に多くの提案があり、書類審査とプレゼン審査を経て採択されたバイオームは、年度内にAI動植物判定ゲームアプリによる生物多様性の調査と流動促進の実現を目指したテストマーケティングを行う。

実証実験は、JR東日本とJR東日本スタートアップ株式会社(東京都新宿区、柴田裕社長)がベンチャー企業や優れた事業アイディアを有する人々と取り組むビジネス創造活動「JR東日本スタートアッププログラム2019」の一環として行うとしている。