【ニュース】 南海電気鉄道と和歌山市、「和歌山市駅活性化計画」で商業ゾーンと市民図書館を2020年4月下旬に同時グランドオープン 和歌山県和歌山市
2019.11.08
南海電気鉄道株式会社(大阪市浪速区、遠北光彦社長)と和歌山市(尾花正啓市長)は11月7日、市街地再開発事業として共同で進めていた「和歌山市駅活性化計画」で、複合ビル「キーノ和歌山」の商業ゾーンと公益施設棟(和歌山市民図書館)を2020年4月下旬に同時グランドオープンすると発表した。
合わせて、商業ゾーン1階のキーテナント、2階のフロア名称、「キーノ和歌山」のイメージキャラクター「キノまる」も決定した。
商業ゾーン1階のキーテナントは、青果店「野菜の店にしだ」を展開する有限会社やさい工場(大阪府和泉市、西田明良代表)が新たに取り組む食料品スーパーマーケット「ロックスターファームズ」。
ロックミュージシャンのように、「食」に熱い思いを持つ生産者や企業が一堂に会する場を提供する。
通常のスーパーマーケットとは異なり、生鮮三品(野菜・肉・魚)や惣菜などの専門店、加工食品等グロッサリーに加え、産地直送ブースを設けるという。
「対面型」をキーワードに、消費者と生産者をつなげることを意識し、定期的に参加型イベントも実施していく予定。
商業ゾーン2階レストランフロア名称は「キーノ・ザ・フードホール」に決定した。
フロア内には、こだわりの飲食フロアとなることを目指し、和歌山県に拠点を置く地元食材を使用した人気飲食店を集積。
店舗それぞれの個性を演出するため、共有の飲食スペースは設けず、店舗内に個別の客席を設置、和食やイタリアン、焼肉・海鮮居酒屋・カフェなど多岐にわたるジャンルを展開するという。
一方、公益施設棟(和歌山市民図書館)は、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(東京都渋谷区、増田宗昭社長)が運営する関西初の市民図書館。
図書資料を充実させるほか、利用シーンにあわせて選べる席を多数準備し、年中無休、9時~21時まで利用可能とする。
また、年間を通じて様々なイベントやワークショップを開催する予定。
さらに、一般図書のエリアに加え、「スターバックス コーヒー」と「蔦屋書店」を併設。
書店では文具や雑貨のほか、和歌山の選りすぐりの物産も取り扱うという。