【ニュース】 近鉄グループホールディングスなど、志摩地域で観光地型「志摩MaaS」の第1弾実証実験を10月より実施、オンデマンドバスなどを運行 三重県志摩市

2019.09.27
近鉄グループホールディングス株式会社(大阪市天王寺区、吉田昌功社長)は、沿線の重要観光地である伊勢志摩エリアの志摩地域で、10月1日~11月30日の期間、観光地型MaaS(Mobility as
a Service)として「志摩MaaS」の第1弾実証実験を実施する。

同実証実験では、志摩地域周辺の二次交通の利便性を向上させるため、眺望の優れた横山展望台や桐垣展望台に向けて運行するオンデマンドバスや、志摩地域の観光地間を相乗りで運行する相乗り(デマンド)タクシーの運行に加え、英虞湾内の港(施設)間を陸路に比べ短時間で結ぶオンデマンドの英虞湾マリンキャブの運航を実施。
また、近鉄グループのホテル利用者を対象に、「賢島」駅・「鵜方」駅と近鉄グループホテルをつなぐホテル送迎バスを新たに運行する。

オンデマンド交通は、webサイトを利用して経路検索と予約を行う仕組みとなる。
ニーズの把握と運行システムに関する運用面の確認を行う。

実施主体は近鉄グループホールディングス株式会社。
参画団体は株式会社ヴァル研究所、株式会社未来シェア、三重交通株式会社、株式会社三交タクシー、三重近鉄タクシー株式会社、有限会社和栄タクシー、志摩マリンレジャー株式会社、株式会社近鉄・都ホテルズ、近鉄レジャーサービス株式会社、株式会社賢島宝生苑。
協力は志摩MaaS協議会、株式会社近畿日本ツーリスト中部。

なお、今回の実証実験の結果を受け、2020年1月9日より、第2弾の実証実験を実施する予定。
第2弾の実証実験では、ワンストップでオンデマンド交通の検索・予約・決済が可能となる「志摩 MaaS」専用アプリを開発、運用実験を行うとともに、鉄道でのデジタルフリーパスや着地型旅行商品のサービス提供も行うという。