【ニュース】 イーハトーブ東北、「古民家再生」による地域活性・交流人口拡大・観光客誘致を目指し、古民家ステイ&カフェ「栗駒茶屋」をオープン 岩手県一関市

2019.06.24
パソナグループの株式会社イーハトーブ東北(岩手県一関市、松本数馬代表)は6月22日、一関市骨寺村荘園遺跡エリアで、古民家を改装した古民家ステイ(民泊)&カフェ「栗駒茶屋」をオープンした。
2018年7月の古民家リゾート「平泉倶楽部 ~FARM & RESORT~」(岩手県平泉町)開業に続く、古民家再生の取り組みの第二弾。
「古民家再生」による地域活性・交流人口拡大・観光客誘致を目指す。

栗駒茶屋は世界遺産の平泉に隣接する一関市骨寺村荘園遺跡の景観計画区域内にあり、平泉観光と共に観光客が多く訪れる場所に立地。
平泉町には、年間約200万人の観光客が来訪しているが、宿泊施設が少ないため、平泉町に宿泊する観光客数はそのうちの1.9%に留まっているという(平成28年度岩手県平泉町調べ)。

栗駒茶屋は、昭和初期に建てられた元旅館で、栗駒山の山麓にある須川高原温泉へ湯治に行く際に使われていたもの。
当時、旅館から温泉場に向かう道に茶屋があり、旅人にお餅やお茶を提供していたことから、1階部分を茶屋として、2階部分を宿泊施設として再生した。

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1階のカフェでは、新鮮なミルク味のふわさらかき氷の上に、新鮮な野菜や果物を組み合せたシロップと栗駒茶屋シンボルの「本寺キツネ」をかたどったクッキーをのせた「一ノ関雪氷」を提供。
また、岩手県釜石市の鐡(くろがね)珈琲やタピオカスイーツも提供する。
商品例は、一ノ関雪氷3種(いちごとかぶ、パイナップルとほうれん草、マンゴーとビーツ)各780円(税込)、ドリンク250円(税込)~等。

2階の民泊施設は、1日1組限定で最大20名が滞在可能。
古民家の趣をそのまま残す縁側からは、岩手・一関の四季の自然が一望でき、ゆるやかなひとときを過ごせるという。

同社では、栗駒茶屋の運営を通じて、交流人口の拡大と観光客誘致を目指し、東北の観光振興と地域産業の更なる活性化に取り組んでいくとしている。

「栗駒茶屋」の所在地は岩手県一関市厳美町字若井原162-3、交通は「一ノ関」駅前より須川温泉方面バスで「本寺」下車後徒歩1分。
1階「カフェ」の営業時間は10時~16時、定休日は不定休(11月下旬~4月は冬季休業)。
延床面積は約45㎡。
2階「民泊施設」の宿泊可能人数は最大20名。
間取りは和室 4部屋(6畳×3部屋、12畳×1部屋)、シャワー室、洗面所、トイレ各2箇所。
延床面積は約166㎡。