【ニュース】 三菱地所、CLTを構造材として採用したオフィスビル「(仮称)千代田区岩本町三丁目計画」を着工 東京都千代田区

2019.05.30
三菱地所株式会社(東京都千代田区、吉田淳一社長)は5月29日、CLTを構造材として採用したオフィスビル「(仮称)千代田区岩本町三丁目計画」(東京都千代田区)を着工した。
竣工は2020年3月末の予定で、完成後は賃貸オフィスとして運用する予定。

CLTとはCross Laminated Timberの略。
1995年頃からオーストリアを中心として発展してきた新しい構造材で、板の層を各層で互いに直交するように積層接着した大判パネルのこと。

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同計画は、CLTを構造材として採用した8階建て事務所建築。
三菱地所グループによるCLTを活用したオフィスビルの第1号物件となる。
国土交通省の「平成30年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」にも採択されている。

計画地周辺は、小規模敷地の高層建物が密集している一画。
同計画から得られる知見により、同様の密集市街地でのCLTを採用した高層非住宅建物のモデルケースとなることが期待されているという。

「(仮称)千代田区岩本町三丁目計画」の所在地は東京都千代田区岩本町3丁目7-5(地番)、交通は都営新宿線「岩本町」駅より徒歩3分、東京メトロ日比谷線「秋葉原」駅より徒歩3分。
敷地面積は145.61㎡、延床面積は645.05㎡。
構造・規模は鉄骨造木造(床CLT)・地上8階建。
竣工は2020年3月末(予定)。