【ニュース】 東急不動産と日本風力開発、「リエネ松前風力発電所」の運転を開始、北海道初の蓄電池併設型風力発電所 北海道松前町

2019.05.08
東急不動産株式会社(東京都港区、大隈郁仁社長)と日本風力開発株式会社(東京都港区、塚脇正幸社長)はこのほど、開発を進めていた「リエネ松前風力発電所」(北海道松前町)の運転を開始した。

同発電所は、蓄電池併設型風力発電所として運転を開始。
北海道電力の「風力発電設備の出力変動緩和対策に関する技術要件」を満たす風力発電所として、初めて運転を開始した風力発電所となる。
蓄電池システムを利用することで、風による発電の出力変動を吸収し、安定した電力供給を可能にするという。

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同発電所では、シーメンス・ガメサ・リニューアブルエナジー社製の風車12基を採用。
一般家庭約3万世帯分の年間消費電力に相当する1億590万kWh/年の発電量を想定している。
タワーの高さは94m、ブレードを含めた全高は148mで、2019年4月時点で運転している風車としては日本最大になるという。

「リエネ松前風力発電所」の所在地は北海道松前郡松前町。
発電容量は4万800㎾(3,400㎾×12基)、蓄電池(日本ガイシ株式会社製 NAS電池)の容量は1万8,000㎾。