【ニュース】 須賀川市など、福島県内初のシェアサイクル実証実験を開始、二次交通の補完により中心市街地活性化 福島県須賀川市

2019.05.07
まちづくり会社の株式会社こぷろ須賀川(福島県須賀川市、安田喜好代表)とシェアサイクルの運営・運営支援を手掛けるコギコギ株式会社(東京都渋谷区、中島幹彰代表)は4月26日、二次交通の補完による中心市街地活性化を目的に、福島県内初となるシェアサイクルの実証実験を開始した。

須賀川市は、福島県中通り地域に位置する、人口7万6,082人
(2019年3月)、面積279.43k㎡の都市。
東日本大震災からの復旧復興に向け、2013年に須賀川市中心市街地活性化協議会を設立、翌年に認定を受けた須賀川市中心市街地活性化基本計画に基づき、中心市街地の活性化に取り組んでいる。

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同市では今年1月、中心市街地の活性化と休日の回遊性向上を目的としたコミュニティ施設「tette」が開業、3ヶ月で15万人が訪れた。
シェアサイクルの導入は、同施設の集客力を周辺に波及させ、須賀川駅と中心市街地との公共交通の補完を目的としたもの。

今回の実証実験では、シェアサイクルのポート設置場所とサービスの利用料金を実証実験期間中に複数回変更する予定。
開始当初はシェアサイクルを6ヶ所のポートに20台配置し、利用料金は15分60円を基本とする。

なお同実証実験は、福島県の「歩いて暮らせるまちづくり強化プロジェクト」の一環で、福島県・須賀川市・須賀川市商工会議所・こぷろ須賀川の4者がプロジェクトチームを構成、須賀川市中心市街地活性化協議会が実施主体・こぷろ須賀川が運営主体となり、コギコギがシェアサイクルのシステムの提供を担う。
1年間の実証実験を経て、来年度以降、同県内の他の都市でもシェアサイクルの展開が期待されてるという。