【ニュース】 近鉄百貨店、「地域共創型百貨店」の取組みを強化、奈良店で新たに奈良の顔づくりや時間消費機能の充実を目的としたショップやゾーンをオープン 奈良県奈良市

2019.03.13
株式会社近鉄百貨店(大阪市天王寺区、髙松啓二社長)は 、奈良店(奈良県奈良市)で、店のコンセプト「ならくらし」に基づき、昨年度より各階で改装を開始、新たに奈良の顔づくりや時間消費機能の充実を目的としたショップやゾーンの改装を完成し、オープンする。

同社は、地域社会と共に成長・発展する「地域共創型百貨店」を目指し、2018年3月より地域商社事業の取組みを開始。
奈良店では、地階フロア「大和路ショップ」を中心に奈良の新たな魅力を生み出し発信するプロジェクトを進めてきた。
今回の改装は、「地域共創型百貨店」の取組み強化の一環で、商品領域・エリア領域も拡大し、活動の幅を更に広げるとしている。

奈良店では、3月15日に「中川政七商店」が関西最大規模で奈良県内初出店。
「暮らしの道具」をコンセプトに、生活に根ざした暮らしの道具およそ1,200点を販売する。
あわせて、地階「大和路ショップ」に続く第2弾として、近鉄百貨店と中川政七商店が共同で取り組む新コーナー「大和路 暮らしの間」も設置。

また、「コト消費」に対するニーズへの対応や店での滞留時間を伸ばすことを目的に、近鉄百貨店の従業員が運営を行うFC方式で「タリーズコーヒー」を3月15日より導入。
客席では、隣接する「東急ハンズ」や「大和路暮らしの間」に関するワークショップを開催するほか、ブックディレクター・幅充孝氏監修による「奈良」をテーマに厳選した書籍20冊を設置する「大和路20冊のほんや」も併設する。

さらに、奈良市が運営する「つどいの広場」が4月1日に登場。
子育てに関する相談や交流の場などを提供するとしている。

なお同社では、奈良店以外の各店でも「地域共創型百貨店」としての取組みを強化。
「大和路」奈良店・「紀州路」和歌山店以外にも「伊勢路テラス」四日市店と「近江路」草津店を3月6日にオープンしており、「大和路」橿原店も4月中旬にオープンする。