【ニュース】 羽咋市と日本旅行、同市の観光振興や魅力発信、移住定住など地域の活性化等で包括連携協定を締結 石川県羽咋市

2019.03.01
石川県羽咋市(はくいし、山辺芳宣市長)と株式会社日本旅行(東京都中央区、堀坂明弘社長)は2月28日、「羽咋への新しいひとの流れをつくる」に係る包括連携協定を締結した。
同連携協定は、相互が協力し、それぞれが有する人的・物的資源を活用・連携し、同市の観光振興や魅力発信、移住定住をはじめとする地域の活性化等に資することを目的としたもの。

同市は、日本で唯一の車で走れる砂浜「千里浜なぎさドライブウェイ」や、石川県内では金沢市に次いで2番目に多い重要文化財(建造物)などの特徴的な地域資源を活用し、「羽咋らしい」魅力あふれる観光地域づくりを進めている。
一方、日本旅行は創業1905年、日本で最も歴史がある総合旅行会社。

両者は昨年12月、同市への定住促進と少子化対策の一環として、
JR七尾線の「羽咋」~「金沢」間に貸切列車「Happy トレイン in 羽咋(はくい)」を走らせるなど、すでに協働を行っている。

連携協定の項目のうち、「観光振興及び交流人口拡大」では、国内旅行者誘客に向けた取組(国内旅行企画商品の開発、観光関連事業者との連携強化等)、インバウンド(訪日外国人旅行者)拡大に向けた取組(海外への魅力発信、海外博覧会等への出展等)、交流人口の拡大に向けた取組(インバウンド向けの研修の実施、スポーツイベント等の商品開発 等)などを実施。

「千里浜なぎさドライブウェイの利活用及び保全」では、千里浜のさらなる観光誘客の検討、羽咋市内および周辺観光地を含めた観光促進案の検討を行う。

「移住定住の推進」では、移住・定住モニターツアーを実施、移住定住パンフの設置・配布、都市部での移住フェア及び移PR等を支援。

「羽咋ブランドの発信及び地産外商の推進」では、農・食・観光を楽しむ体験型ツアーの拡大、体験プログラムの商品造成、農泊事業、農泊モニターツアーの開発、ジビエ(のとしし)、羽咋米(自然栽培米)のプロモーション(海外出展等)を実施。

「歴史・文化振興及び社会教育の推進」では、妙成寺など文化施設での体験型プログラムの開発、合宿・修学旅行向けのプログラム開発、日本旅行が手掛ける宇宙関連ツーリズムとコスモアイル羽咋との連携。

「その他、地域の活性化、特色ある地域づくり」では、能登の文化(祭り、伝統行事等)を海外に発信、羽咋市民の国際交流、ふるさと納税返礼品としての旅行商品開発の検討などを行うとしている。