【ニュース】 三菱地所と日本ビソー、多関節アーム搭載「多目的壁面作業ロボット」を活用し、超高層ビルでの外窓清掃の実証実験を実施、人手不足に対応 東京都千代田区

2019.02.25
三菱地所株式会社(東京都千代田区、吉田淳一社長)と日本ビソー株式会社(東京都港区、黒田美喜雄社長)は、2月28日~3月15日の16日間(予定)、新丸の内ビルディング(東京都千代田区)で、超高層ビルでは日本初となるゴンドラによる高所作業で多関節アーム搭載の作業ロボット「多目的壁面作業ロボット」を活用した外窓清掃の実証実験を実施する。

実施目的は、作業ロボットの外窓清掃における清掃精度や作業速度・作業音等の確認。
作業ロボットを外窓清掃で活用し、作業性能・品質を検証する。
人手不足に対応した次世代型の施設運営管理モデルの構築を目指す。

従来の外窓清掃は、窓面の大きさに合わせた無人の自動清掃ユニット数台、もしくは有人による清掃で行っていた。
作業ロボットの導入により、清掃性能や清掃効率等の向上や、軽量化により、汎用性も高めることで既存の無人自動清掃・有人清掃の代替を企図していく。

また、有人清掃を作業ロボットで代用できた場合、外気温の影響を受けずに清掃作業を進められるほか、テナントも作業員の人目を気にすることなく入居できるという。

さらに、作業ロボットにスクイジー以外の物を使用させることで、外窓清掃以外に外壁調査・診断や塗装・シール打替え等の諸工事対応、広域災害の建物診断等、多目的での活用も検討できるとしている。