【ニュース】 浄教寺と三井不動産など、全国的にもめずらしい寺院とホテルとの複合一体建物「(仮称)京都浄教寺ホテル計画」を着工、2020年秋に開業予定 京都府京都市

2019.02.22
宗教法人浄教寺(京都市下京区、光山公毅代表役員)・三井不動産株式会社(東京都中央区、菰田正信社長)・株式会社三井不動産ホテルマネジメント(東京都中央区、足立充社長)の3者は2月15日、京都市下京区貞安前之町で「(仮称)京都浄教寺ホテル計画」を着工した。

同計画は、浄教寺が所有する土地に、浄教寺等が寺院とホテルの複合一体建物を新築するもの。
竣工後は、ホテル部分(計167室、予定)を三井不動産が賃借し、三井不動産ホテルマネジメントがホテル運営を行う。
ホテルの開業予定は2020年秋。

浄教寺は、平重盛を開基とし、1449年に後花園天皇から寺名「浄教寺」を下賜され、豊臣秀吉による洛中寺院整理により1591年に寺町通に移転後、現在まで続く歴史ある浄土宗の寺院。
今回、老朽化した伽藍の再建を寺院・ホテルの一体開発によって実現させる工事に着手した。

同計画地は、阪急京都本線「河原町」駅より徒歩1分、京阪本線「祇園四条」駅より徒歩7分に位置。
交通利便性に優れ、昼夜ともに京都滞在を満喫できる四条河原町・先斗町が徒歩圏にあり、観光・レジャーの活動拠点として便利な立地だという。

また同物件は、全国的にもめずらしい寺院(1階部分)とホテルとの複合一体建物となり、同社グループとしても初のホテル建物と寺院が一体となったホテルの運営事業となる。
三井不動産グループは今後、ホテル運営を通じ、この特徴を活かした特別な宿泊体験を国内外からのゲストに対して提供するとしている。

「(仮称)京都浄教寺ホテル計画」の所在地は京都市下京区寺町通四条下る貞安前之町620番、621番、交通は阪急京都本線「河原町」駅より徒歩1分、京阪本線「祇園四条」駅より徒歩7分。
敷地面積は約1,323㎡、延床面積は建物全体が約6,885㎡、ホテル部分が約5,857㎡(地上1階の一部、2階~8階、9階の一部)。
構造・規模は鉄骨造・一部 鉄筋コンクリート造、地上9階地下1階。
客室数は167室(予定)。
ホテル付帯施設はレストラン、大浴場。
開業予定は2020年秋。