【ニュース】 東京急行電鉄など3社、伊豆エリアで2次交通統合型サービス「観光型MaaS」の実証実験を4月より開始 静岡県下田市

2019.02.01
東京急行電鉄株式会社・東日本旅客鉄道株式会社・株式会社ジェイアール東日本企画の3社は、国内外観光客が鉄道・バス・AIオンデマンド乗合交通・レンタサイクルなどの交通機関を、スマートフォンで検索・予約・決済し、目的地までシームレスに移動できる2次交通統合型サービス「観光型MaaS」の実証実験を、「静岡デスティネーションキャンペーン」に合わせ、4月より伊豆エリアで開始する。

実証実験の期間は、Phase1は4月1日~6月30日(「静岡デスティネーションキャンペーン」と同期間)、Phase2が9月1日~11月
30日(計6カ月間)。
展開エリアは東伊豆および中伊豆エリア、使用する専用アプリは
Izuko(「イズコ」、日英2カ国語対応、ダウンロードとアプリ使用は無料)。

検索対象は、鉄道が伊豆急線全線(伊東~伊豆急下田)・伊豆箱根鉄道駿豆線全線(三島~修善寺)、路線バスが展開エリア内を運行する伊豆箱根バスと東海バス。
予約対象は、AIオンデマンド乗合交通・レンタサイクルとレンタカー(リンク連携)。

決済は、デジタルフリーパス「Izukoイースト」「Izukoワイド」の2種類(ともに有効期間2日間)。
「Izukoイースト」(3,700円)は、伊豆急線全線+伊東市内および下田駅周辺路線バスが乗り放題、「Izukoワイド」(4,300円)は伊豆箱根鉄道駿豆線全線+修善寺駅および下田駅周辺路線バスなどが乗り放題となる。

これにより、点在する伊豆エリアの観光拠点間のシームレスな移動実現による周遊促進と地域活性化、IoT活用による交通・観光事業などの最適化、キャッシュレスや多言語対応といった観光拠点の抱える課題解決などが期待されるという。