【ニュース】 JR東日本ホテルズ、食品ロス削減に取り組む「3010運動」に参加、地球にやさしいおもいやり活動を積極的に推進 東京都豊島区

2018.11.30
JR東日本ホテルズ(幹事会社:日本ホテル株式会社、東京都豊島区、里見雅行社長)は11月29日、 持続可能な開発目標(SDGs)の活動の一環として、国内で拡がりつつある「3010(さんまるいちまる)運動」に、JR東日本ホテルズで宴会場を持つ全11ホテルが参加、食品ロス削減の取り組みを積極的に推進すると発表した。

JR東日本ホテルズでは、これまでにもメトロポリタンホテルズの盛岡・秋田・山形が「3010運動」に参加。
日本ホテル株式会社の中村勝宏統括名誉総料理長が、2017年5月に国連食糧農業機関(FAO)の日本担当親善大使に任命されたこともきっかけとなり、今回、「3010運動」さらに拡大する。

参加ホテルは、宴会場を持つメトロポリタンホテルズ9ホテル、東京ステーションホテル、ホテルニューグランドの全11ホテル。
開始時期は12月1日より、宴会場の予約客に説明を開始する。

「3010(さんまるいちまる)運動」は、乾杯後30分、お開き10分前に「食べきりタイム」を設け、宴会時の食べ残しを減らす運動。
長野県松本市で始まり、多数の自治体に広がっているという。

JR東日本ホテルズでは既に、こまめな食材の発注、仕込みで発生する食材の切れ端の有効活用、適正な量の料理提供、利用客の前で料理を仕上げるサービスなど、食材の発注から調理工程、サービスの過程で、食品ロスの削減に努めている。

日本ホテル株式会社統括名誉総料理長中村勝宏氏は「FAOによると、地球上で人の消費のために生産された食料の約3分の1に相当する13億トンが1年間に失われているか廃棄されています。その4分の1で、世界各地で飢餓に苦しむ約8億人を養うことができます。日本では年間約646万トン、国民1人が毎日茶碗1杯分の食料・食材を捨てていることになります。こうした問題について、食を扱う当社グループとしても食品ロス削減に積極的に取り組み、知恵と工夫により持続可能で具体的な取り組みにつなげ、その責任を果たしていきます。」とコメントした。