【ニュース】 富士屋ホテルチェーン、年間約17万本使用しているプラスチック製ストローを生分解性ストローに変更 神奈川県箱根町

2018.11.22
富士屋ホテル株式会社(神奈川県箱根町、勝俣伸社長)は11月21日、富士屋ホテルチェーンのホテル・ゴルフ場・レストラン・保養所で年間約17万本使用しているプラスチック製ストローを生分解性ストローに変更した(一部を除く)。

今回導入する生分解性ストロー(ポリ乳酸系コンパウンド樹脂)は、とうもろこしから生まれたエコロジー素材。
ポリ乳酸は、とうもろこしなどのでんぷんから得られる乳酸を原料とする植物由来の自然循環型樹脂で、使用後は微生物の働きにより、コンポスト化が可能。
また焼却した場合でも、紙と同様に燃焼エネルギーが低いうえ、有害物質を含む燃焼ガスも発生しないという。

同ホテルチェーンは2003年より、山梨エリアでは富士山五合目付近や河口湖周辺の清掃活動を、箱根・小田原エリアでは芦ノ湖周辺や小田原城址公園周辺等の清掃活動を継続的に実施。
環境保護と地域社会に貢献することを目的とした取り組みを行っている。

廃プラスチックによる広域的な環境汚染や、漂着ごみによる海岸の景観等の悪化は世界的に深刻な環境問題。
同ホテルチェーンでは今回、環境汚染防止に対応することを企業としての責任と考え、この問題に早期に取り組むため、生分解性ストローへの変更を決定した。

生分解性ストローの導入開始時期は11月21日より。
対象施設は、富士屋ホテル別館旧御用邸「菊華荘」、湯本富士屋ホテル、箱根ホテル、富士ビューホテル、フルーツパーク富士屋ホテル、仙石ゴルフコース、レストランすみれ亭、レストランあやめ亭、茨城ゴルフ倶楽部レストラン、フュージョンダイニングF、霞ヶ関別亭 桂、ヴィラ本栖、二の平渋谷荘、富士屋ホテル(現在休館中、2020年夏リニューアルオープン)。
サイズは20.8mm×6mm(ストロー本体)。