【ニュース】 南魚沼市、国際大学と共同で南魚沼産コシヒカリによる「オニギリ」を共同開発、「ONIGIRI」を世界共通語に  新潟県南魚沼市

2018.11.01
南魚沼産コシヒカリの販売促進事業を推進する南魚沼市はこのほど、「握飯国際化計画~INTERNATIONAL“ONIGIRI”PROJECT~」の経過などを発表した。

同プロジェクトは、日本人のソウルフード「おにぎり」に、同市の特産品「南魚沼産コシヒカリ」と「国際大学のアイデア」を加え、国際色豊かな「ONIGIRI」を開発するというもの。
「ONIGIRI」を世界共通語とし、「南魚沼産コシヒカリ」を世界中に広めることを最終目標としている。

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同プロジェクトでは、国際大学に在学中の留学生(12か国・24名)が出身国・地域ごとのチームに分かれ、全8種類の「ONIGIRI」を開発。
2017年12月の開発メンバー募集開始から4か月間あまりの研究・試作期間を経て、4月8日に校内での試作会を実施した。
その後、5月12日に開催された国際大学主催のイベント内で来賓を招いての「ONIGIRI発表会・表彰式」、一般来場者への「ONIGIRI提供」を実施。

さらに、「ONIGIRI」を広く周知・提供するために必要な再現性・生産性・簡易性の向上を図るため、eat plan代表の千喜良たまき氏(管理栄養士・南魚沼市在住)がオリジナル・レシピを監修、改良した。
10月7日開催の八色の森市民まつりの屋台村でも、出品協力店舗(魚沼里山農園、ファミリーダイニング小玉屋、JA魚沼みなみ薮神支店)の協力により4種の「ONIGIRI」を販売。

今後は、一般家庭での普及だけでなく、インバウンド対策としての利用、製造販売業者による商品化などの目的のため、観光協会・商工会・農業者団体などに幅広くレシピを提供する。
次年度以降も国際大学や関係機関と協力し、特に今年度提案のなかったヨーロッパ、南北アメリカ、オセアニアの「ONIGIRI」開発に重点を置き、「ONIGIRIで味わう世界一周旅行」の実現を目指すとしている。