【ニュース】 今治市、持続的な地域活性化に向け「今治ブランド戦略会議」を設置、総合監修は佐藤可士和氏 愛媛県今治市

2018.10.09
今治市は10月1日、菅良二今治市長を会長とした「今治ブランド戦略会議」を設置、総合監修にクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏が就任した。

同市では、若年世代の市外への流出が進むなど人口が減少している一方、今治タオルのブランド化により認知度が向上しているほか、しまなみ海道の活用によるサイクリストなどの観光客数が増加。

しかし、村上海賊など数多くのコンテンツを有しているものの、各々が独自にプロモーションを行っているため、市全体の魅力やイメージの形成につながっていないことが課題となっていたという。

今回設置した「今治ブランド戦略会議」は、同市の人や企業、組織、衣食住などのライフスタイル、スポーツや文化・デザインなど市内にある様々なコンテンツを一つの魅力ある「ストーリー」として取りまとめ、認知度や求心力を高める新たなブランドイメージとして構築・発信することを目的としたもの。

主要なコンテンツに関わる人々に参加してもらい、戦略会議の場でアイデアを出し合い、共創型今治モデルの形成を目指す。
第1弾の事業では、2019年3月にはトライアルイベントを実施する予定。

総合監修の佐藤可士和氏は12年前、今治タオルのブランディングプロジェクトに携わった。
産地ブランドの確立により、全国的に認知・浸透した「今治タオル」は、「奇跡の復活」と評されている。