【ニュース】 住宅生産振興財団など、北九州市での成功事例「サトヤマ ヴィレッジ」のコンセプトを採用した分譲住宅地を首都圏で初めて企画 福岡県北九州市

2018.09.04
一般財団法人住宅生産振興財団(東京都港区、青木徹専務理事)は、分譲住宅地の成功事例「サトヤマ ヴィレッジ」(北九州市若松区)のコンセプトを採用した、区画に塀を作らずに数百に及ぶ植樹と一体開発する分譲住宅地を首都圏で初めて企画、「(仮称)つなぐ森プロジェクト」として、第1号物件を2019年1月に神奈川県で、第2号物件を同7月に茨城県で分譲販売する。

「(仮称)つなぐ森プロジェクト」は、サトヤマヴィレッジを成功させた株式会社エス・コンセプト(福岡市博多区、馬越重治代表)の協力を得て、大手ハウスメーカー8社(積水ハウス・ミサワホーム・大和ハウス工業・パナソニック ホームズ・東京セキスイハイム・茨城セキスイハイム・住友林業・旭化成ホームズ)が事業主となる、新しい郊外型分譲地のプロジェクト。
「みんなでサトヤマ(里山)を育み、コミュニティを未来に向けてつなぐまちづくり」をコンセプトに、2007年にエス・コンセプトが企画した「サトヤマヴィレッジ」を首都圏型の分譲住宅地として企画開発する。

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同プロジェクトでは、「サトヤマ」を、子供が遊ぶところ、大人たちが自然を教える場、住民同士が積極的に関わりをつくることができる場と捉え、住民コミュニティ形成により、住民同士の良好な関係構築が育む。

プロジェクト内には、数百に及ぶ樹木で雑木林を造り、各宅地はその雑木林と一体となるように構成。
道路の代わりに敷地延長を集めた共用地を計画的に配置し、道路を最低限にした構成とすることで、安全な子育て環境に配慮、快適な住環境を確保する。
区画を囲う塀をなくすことで住民による見守りを促すほか、夜間照明を設置することで防犯面も意識した。

樹木の剪定や下草刈りについては、住民たちで構成する管理組合が、住民や近所のシニア層に委託する方法や、第三者の管理会社に委託したりする方法で自らの住空間を保全。

また、落葉樹と常緑樹を適切に配すことで、夏には陽射しを遮り涼しい風を生み出し、冬には陽射しを取り入れることが可能となるため、雑木林の特徴を生かした居住空間による、自然で快適な温度調整が可能になるという。

「(仮称)つなぐ森プロジェクト」の建設予定場所と総戸数は、神奈川県が40区画(予定)、茨城県が68区画(予定)。
販売開始は神奈川県が2019年1月、茨城県が2019年8月。
分譲価格は未定。
なお9月より、購入検討者向けのセミナーを東京・虎ノ門にて順次開催する。