【ニュース】 西日本鉄道、西鉄シティホテルと西鉄高速バスを吸収合併、ホテルは経営一元化、バスは乗務員確保 福岡県福岡市

2018.08.03
西日本鉄道株式会社(福岡市中央区、倉富純男社長)は、同社完全子会社の株式会社西鉄シティホテル(福岡市中央区、金子新社長)と西鉄高速バス株式会社(福岡市中央区、大石一紀社長)を吸収合併する。
8月2日開催の取締役会で決定した。
効力発生日は、西鉄シティホテルの吸収合併が2018年10月1日、西鉄高速バスの吸収合併が2019年4月1日。

西鉄グループでは、宿泊主体型ホテル事業の経営と資産保有を西日本鉄道が行い、ホテルの運営は株式会社西鉄ホテルズ(福岡市中央区、金子新社長)が行っていた。
一方、フルサービス型のシティホテル事業の経営と資産保有・運営は西鉄シティホテルが行っており、二つの異なる経営体制の下、ホテル事業を営んでいたという。

今回の西鉄シティホテルの吸収合併は、ホテルグループ全体最適の視点により、経営・資産保有と運営の役割を明確にするため、組織再編を行うというもの。
経営機能と資産については、一貫した経営方針に基づく戦略の実施と、継続的に適切な投資を実施できる体制の整備を目的に、西日本鉄道に一元化する。
ホテルの運営機能については、シナジーの発揮、顧客サービス・ブランド力向上と運営効率化を目的に、西鉄ホテルズに一元化、西鉄シティホテルの運営機能を西鉄ホテルズに吸収分割するという。

一方、西鉄高速バスは、福岡市・北九州市を拠点に高速バス事業を主体として事業を行ってきた。
今回の吸収合併は、安定的な高速バス乗務員の確保による安全性の向上と、高まる高速バス需要に対する柔軟な要員配置を目的としたもの。
あわせて、西鉄高速バスの北九州地区での事業については、西日本鉄道完全子会社の西鉄バス北九州株式会社が吸収分割により、承継する。