【ニュース】 JR四国、京都に続き、四国でも簡易宿所の1号店「4S STAY 阿波池田駅前(仮称)」を11月に開業予定 徳島県三好市

2018.08.02
四国旅客鉄道株式会社(香川県高松市、半井真司社長)は、今年4月に京都市で開業した簡易宿所「4S STAY京都九条」に続き、四国でも徳島県三好市池田町で簡易宿所の第1号店を開業する。
施設の名称は「4S STAY 阿波池田駅前(仮称)」、開業は今年11月頃の予定。

三好市では近年、祖谷・大歩危エリアにおける体験ツアーなどインバウンド需要が活発化している。

同社では今後、同宿所を足掛かりに、鉄道との連携を図りながら、地域に根ざした簡易宿所事業の展開を図っていくという。
さらに、同宿所が所在する阿波池田を四国周遊観光のハブ地点と位置付け、同施設を中心に四国で同種施設の展開を計画していくとともに、観光列車「四国まんなか千年ものがたり」をはじめとする鉄道利用との相乗効果も目指す。

同施設は、阿波池田駅前商店街の中央に位置する空き店舗を改装するもの(JR「阿波池田」駅より徒歩約2分)。
周辺には酒蔵、古い町並み、銭湯等、外国人観光客に人気の高い施設が点在している。

建物は、木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造の3階建て(賃貸借物件)で、宿泊エリアは1階の一部と2階で、宿泊規模は20名。
1階の飲食エリアでは宿泊客の朝食を提供、地元の人にもランチや夕食等で利用可能なカフェがテナントとして入店予定。
鉄道車両の座席など発生品を利用した特設コーナーも設置する予定だという。

運営にあたっては、JR四国が旅館業法の簡易宿泊営業許可を取得し、建物所有者と賃貸借契約を締結、既に三好市で民泊・飲食施設を運営するオウライ株式会社(徳島県三好市、西崎健人代表)に宿泊業務を委託する。

「4S STAY 阿波池田駅前(仮称)」の所在地は徳島県三好市池田町サラダ1804番9、交通はJR「阿波池田」駅より徒歩約2分。